太陽の黒点 絵子の地学










生き物にとって不可欠な太陽。

私たち太陽系のセンターを務める太陽。

観察してやろうじゃありませんか。

と言っても太陽を直接目でみちゃいけません!

そんなことをしたら目を傷めてしまいます。

じゃあ、どうやって観察するかというと…簡単な方法があります。

太陽の光を望遠鏡を通して板などに映し出すのです。

この方法を投影法といいます。

板(太陽投影板)に太陽の表面(光球)がきれいに映ります。

映った光球をよーく観察すると…、あちこちに黒い点が見えます。

レンズの汚れじゃありませんよ。これが「黒点」です。

今から約400年前、ガリレオ・ガリレイ(1564−1642)という天文学者がいました。

彼もこうやって映し出された黒点をスケッチして太陽を観察したそうです。

因みにガリレオは晩年に失明してしまったそうです。

原因は分かりませんが、望遠鏡で遠い宇宙を見すぎてしまったせいなのかな?

それほど宇宙がガリレオを魅了していたのは間違いないでしょう。

太陽の表面の温度はおよそ5500℃、

それに対して黒点の温度は、3500〜4000℃と少し低く、

そのために黒く見えます。

中心の真っ黒な部分が暗部、

その周りにある薄暗い部分を半暗部といいます。

黒点のある場所は表面よりも低くなっています。

暗部が最も低いところで、半暗部は斜めになっているところなのです。

この黒点、一体何なのでしょう?

どうして黒点ができるのでしょう?

その前にちょっと紹介したい実験があります。

棒状の磁石を机の上に置いて、その上に砂鉄を巻いてみましょう。

そうすると、N極とS極をつなぐ線(磁力線)が見えてきますよね。

小学校の実験でやったことありますよね?

実はこの磁力線が太陽の黒点と大きな関係があるのです。

地球にも磁力があり、その磁力線はきれいに南北に走っています。

同じように太陽にも磁力があります。

しかし太陽の磁力線は複雑に入り乱れています。

この違いは、一体なぜ起こるのでしょう?

太陽はおよそ27日で自転しています。

ただしガス(気体)でできている太陽は、緯度によって自転の速さが異なります。

つまり太陽は赤道に近いほど速く、極に近いほどゆっくり回っています。

そのため、太陽の内部では上下方向に走っている磁力線が段々ねじれて、

表面近くでは巻き付くようになります。

巻き付いた磁力線は反発して離れようとするのですが、

その時磁力線の一部が表面を突き抜けて外に出てきてしまいます。

この突き抜けた部分が「黒点」です。

磁力線は繋がっているので、突き抜けた後また中に戻る部分ができます。

これも黒点です。

要するに、黒点は2つ1組でできるのです。

東西に並んで出現することが多いようです。

ガリレオ&ケプラー組替式望遠鏡



望遠鏡の仕組みを勉強しよう!
宇宙が身近に感じられるよ。






太陽の黒点 絵子の地学
inserted by FC2 system