光球と大気 絵子の地学










太陽の光球にあるのは黒点だけではありません。

他に「白斑」と「粒状斑」があります。

白斑は黒点の周りの明るい部分で白い斑点のような部分です。

粒状班は米粒のような模様です。

粒状班の正体は太陽の内部から対流によって運ばれてくる水素ガスです。

一粒の大きさが何と約1000kmもあります。

そして、太陽にも地球と同じように大気があります。

普段は光球面が明るすぎて見えませんが、私たちにも観察できる時があります。

それは太陽と月が重なる皆既日食の時です。

観察するときは必ず観察用のメガネをつけましょうね。

光球のまわりに見えるきれいなピンク色の薄い層が「彩層」です。

そして彩層の外側に見える白く光っている部分が「コロナ」です。

コロナは光球の2倍以上に広がっていて、その温度は100万℃以上もあります。

なぜ太陽の表面温度(5500℃)よりも高いのかはなぞです。

彩層の外側には赤く飛び出す「プロミネンス」(紅炎)が見られることもあります。

太陽は一見穏やかに見えますが実は激しく活動しているんです。



◇ ◇ ◇ スペクトル ◇ ◇ ◇

太陽の光を分光器に通すと、波長ごとに紫から赤までの色に分けることができます。

プリズムに太陽の光を通してきれいな虹を見たことがありますよね。

この光の帯をスペクトルといいます。



スペクトルをよく観察すると黒い細い線がたくさんあることが分かります。
(上の写真じゃ分かりませんが…)

これを吸収線またはフラウンホーファー線といいます。

太陽に含まれる物質が特定の波長の光を吸収するために暗くなって見えています。

要するにスペクトルを調べることで太陽の表面にある物質の種類が分かるんです。

また、スペクトルは温度によっても見え方が違ってきます。

その性質は天体の温度を知る手がかりにもなります。

温度が高い星は青白く、そのスペクトルは青い部分が明るくなっています。

温度が低い星は赤く、そのスペクトルも赤い部分が明るくなっています。

コロナの温度が100万℃以上であることがわかったのは

皆既日食の時にコロナのスペクトルを観察したからです。

このようにスペクトルを調べることで遠く離れた天体の温度まで分かるのです。

スペクトルってすっごい情報を持っているのですね!

千年プリズム



美しいスペクトルを見よう!
太陽の光って不思議!






光球と大気 絵子の地学
inserted by FC2 system