マグマの海から青い海へ 絵子の地学










うぉぉぉー、マグマ・オーシャン!

マグマの海なんてまるで地獄絵図じゃないかぁ。

この地球が昔そんなだったとは信じられん!

今こんなに美しい海なのに。生命が誕生した海なのに。

一体どのようにして、真っ赤なマグマの海が今のような青い海に変わったのだろう?

お教えしましょう。岩石を調べることで分かるんです!



岩石の中に含まれている物質を原子レベルで調べると、

その岩石がいつごろできたのかが分かります。

因みに現在発見されている最古の岩石は、

カナダのハドソン湾で見つかった約43億年前の火成岩です。

※火成岩:マグマが冷えて固まった岩石

どうして岩石を調べるといろんなことが分かるのかというと…

例えばグリーンランドで発見された約38億年前のれき岩を調べると、

れきが丸く削られていることが分かります。

※礫(れき):直径2mm以上の砕屑物(さいせつぶつ)

※れき岩:礫を主要な構成物とする粗粒な砕屑岩

これはその時代に水があり、侵食されたことを表しています。

つまり、約38億年前にはすでに海があったということです。

またカナダで発見された約40億年前の岩石を調べると、

マグマがゆっくり冷えてできたことが分かります。

このような岩石は大陸、陸地の下で作られるため、

約40億年前にはすでに大陸、陸地ができ始めていたことが分かります。

このように岩石を調べることで約38億年前の地球には海があり、

約40億年前には陸地が出来始めていたことが分かるのです。

地球に青い海ができるまでをまとめると・・・

マグマの海と化した原始地球も微惑星の衝突が減るとともに

地表は冷えて固まり、岩石が地表を覆いました。

大気中にあった水蒸気は冷やされて雨になって地表に降り注ぎました。

雨によって小さな海ができましたが、

大きな微惑星との衝突の度に海の水は蒸発し、

再びマグマの海に戻っていました。

それを何度も繰り返し、約38億年前までには地球に青く美しい海が誕生しました。

私たちの海はこうして長い年月をかけてできたのです。

大切にしましょうね。



◇ ◇ ◇ お隣の惑星 金星と火星に海がない理由 ◇ ◇ ◇


地球にはこんなに美しい海があります。

お陰でマリンスポーツも楽しめます。やったぁー。

でもどうしてお隣の惑星、金星や火星には海がないのでしょう?

どうやら太陽からの距離と惑星の大きさが運命を分けたようです。

それでは金星から見ていきましょう。

現在の金星は地表の温度がなんと約500℃!

大気中にはわずかな水蒸気しかありません。

でも金星が誕生した頃、太陽は今よりも暗く、

大気にはたくさんの水分が含まれていました。

ということは大気中の水分が雨となって降り注ぎ、

海があった可能性があります。

しかし、太陽の明るさが増すにつれて金星の表面温度も上昇し、

水蒸気が大気中に増えていきました。

やがてその水蒸気が金星を覆い地表の熱を外に逃がさなくなりました。

まさに温室効果ガスによる温暖化です!

そして海の水は全て蒸発してしまいました。とさ。

太陽に近かった金星の運命でした。

続いて火星です。

火星は地球よりも小さいことが原因になったようです。

火星の地表の平均温度は約−60℃。赤いのに冷たい星ですねー。

最初の頃の火星は暖かくて液体の水が流れていたのではないかと考えられています。

でも小さな火星は早く冷えてしまい、

また引力も小さかったので海ができなかったのです。

こうして考えると地球は奇跡の星なんですね。

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