酸素誕生 絵子の地学






ストロマトライト



現在の地球には酸素が満ちています。

空気中の21%が酸素です。

でももともと酸素はありませんでした。

地球にどうやって酸素は生まれたのでしょう?

その鍵は「光合成」

シアノバクテリアが大量発生し、

光合成をして酸素を大量に放出したからだと考えられています。

なぜそんなことが分かるのかって?

シアノバクテリアが作るストロマトライトといわれる石の存在です。

ストロマトライト

シアノバクテリアは日中に光合成を行い、

夜には取り込んだ砂や泥を粘液で固定し縞状の石を作ります。

その石がストロマトライトです。

先カンブリア時代のものが多く見つかっています。

また、ストロマトライトは現在でもオーストラリアの西海岸などで見られます。

シアノバクテリアはおよそ25億年前までに現れ、

地球に酸素をもたらしたと考えられています。

こうして酸素が増え、約20億年前に真核生物が誕生しました。

真核生物:細胞の中で膜で仕切られた核をもつ生物

ここまでをまとめると・・・

酸素がない地球に酸素がなくても生きられる生物が誕生
 ↓
酸素を作り出す生物が誕生
 ↓
酸素を利用する生物が誕生

なるほど、うまくできていますね。

勿論酸素ができた証拠もあります。それが、縞状鉄鉱層です。

縞状鉄鉱層

当時海には隕石などがもたらした鉄がたくさん溶けていました。

ところが酸素が増えたことで、海に溶けていた鉄が酸化され、

酸化鉄の層がたまって海底に縞状鉄鉱層を作りました。

この縞状鉄鉱層はある年代以降のものしかないのです。

要するに地球に酸素が発生し縞状鉄鉱層ができたということですね。

因みに現在私たちが利用している鉄鉱石の多くは、

この縞状鉄鉱層から採掘したものなんだって。

酸素のはなし



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